競い合いの是非
盆踊りたけなわの季節となった。
その裏では、やがてその当日頂点に達するため、老若男女が日々練習を重ねている。
我が地域でも例外ではなく、特に今年は学区ごとのコンテストがあるとかで意気込んでいる。
大人は全員参加型で異議ないものの、3歳~小学低学年の参加に異議が出た。
練習中の子供達の態度である。
そして、練習最終日の冒頭、指導者が「上手な子供だけ出て貰います。」と、挨拶をした。
話を聞かず練習中踊らないで走り回る子供が1/3近くいること、その母親も我が子を注意しないことに、温厚な日舞のお師匠さんは切れたのである。
しかし、その言葉を聴いた後も、子供達の行動に変わることはなかった。
やがて、彼女は私のところへ歩み寄り「上手な子だけ、マークして欲しい。」と耳打ちをした。
私は、”何て残酷な役を・・・・・・。”と負担に思いながらも、それでも躊躇なく(外観的にはそのように見えるよう演技をしたはずである)、目立つ橙色の私の手帳を持ち出し、彼女の指示する壇上へ立ち、メモしだした。
そのとき、走り回っていた子らの雰囲気が明らかに一変した。
指導者と私の様子を伺いながら走りは小回りになり、やがて、静かに踊りだしたのである。
無関心なのかと思っていたが、子供心にも外れたくはない意思があることに、内心驚いた。
そして、何だか嬉しくなった。
盆踊りは皆で楽しむのが本意であり、このような状況下では全員参加が望ましいと結論づけた。
かくして、指導者から”全員参加に決定”と告げられた。
この選出には親もハラハラしていたようで、その言葉と同時に安堵の笑みがこぼれた。
そして、母親達と子供達の横の連帯感も芽生えたようで、雰囲気も変わった。
今回の小さな体験が、いつの日か子供達に役立つ時があるだろう。
競い合う心も、成長を促す手助けである。

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by kancyan7 | 2007-07-23 16:59


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